実銃グリップを見習ってハイパワーのグリップを仕上げる

初めてKフレームの実銃グリップをヤフーオークションで手に入れました。
それなりに使用感のあるものですが、迫力はトイガン用とは違います。ただ、もっといい素材を使っているのかなぁとも思っていたのですが、ニス仕上げでお化粧されています。
実銃ハイパワーのグリップも同じような仕上げなので、これをお手本に作業していきます。


ココボロとか目が詰まった比重の重い木材の場合は磨いてオイルを塗る方が高級な感じで仕上がります。
ところがマルベリーのハイパワーグリップは、材質不明であまり美しくありません。
そこで、塗装して艶を出すことにします。
イメージはギターやバイオリンの表面のような仕上がりです。

学生の頃、ギター塗装に狂ってる時期がありました。
今回のグリップの塗装もそれに準じたやり方でいきます。
本当なら目止めの作業が必要ですが、面積も小さいですし、めんどくさいので、塗料自体で表面の凸凹を埋めてやります。

320番のペーパーでとりあえず表面をならします。
その後ニスを薄く塗り→乾燥→薄く塗る。
これで1日目は終了です。
2日目は400番のペーパーがけをさっとします。
このペーパーがけのとき、ペーパーがけされた表面は白くなったり、気の地肌が見えますが、凸凹の中は塗料の艶が残っているはずです。
でもこの状態ではまだまだです。
またニスを薄く塗り→乾燥→薄く塗る。
(写真はこの段階まで済んだ状態です。)


この後同じ作業を2回ほど繰り返しますと、凸凹は塗料で埋まり、コンパウドで磨いても地肌が見えず、表面は平滑になります。
しかし、まだ塗装表面を爪で軽く押すと、爪のかたちにへこんでしまいます。
これは乾燥が完了していない証拠ですので、さら2週間ほど乾燥させます。
ちなみに乾燥してない状態で磨くと白く曇ってしまいます。
完全乾燥後コンパウンドでひたすら磨くと、高級感あふれるグリップの完成のはずです。



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