下地処理、エキストラクター、ブルーイング

Dsc_3372  マルシンP38のエクストラクターはスライドと一体整形されたダミー部品です。最近のセンターファイアー化されたオート モデルガンは、エキストラクターはちゃんと可動する部品として装着されたいるものが多くなりました。リアルになったものです。しかし目の前のP38は鋳抜かれたもので全然リアルじゃないです。モールドもぼやけた感じで、以前同じく マルシンの439のエキストラクター部分を加工した方法も、使えそうにありません。


Dsc_3363今回はエクストラクター部分をくりぬいて、別途作成したダミーのエキストラクターをとりつけることにします。ルーターやらヤスリを駆使してとりあえずくりぬきます。この部分はスライドが結構分厚くて、思った以上に時間と労力がかかりました。しかも他の部分を傷つけないか冷や冷やしっぱなし。こんな感じまで仕上がりました。


 


Dsc_3375_1 このくりぬいた部分に、発火させ尽くしたジャンク(T。T)と化したコマンダーのスライドの一部を切り抜いて、適当な形に整形して取り付けます。取付はスライドとエキストラクター後部にピンを取付け固定しています。元々オリジナル マルシンP38のエキストラクターはもっと下の方に(マガジン側)に位置し、この部分に可動部分はほとんどありません。発火させなければ、ほどほどの固定でも大丈夫でしょう。軽めにブルーイングし、つや消しグレーの色調にしてあります。


 


Dsc_3373 バレルとスライドのみブルーイングが完了しています。アングルがおかしいのは、フレームはまだ手つかずだからです。439の時も思ったのですが、この時代の マルシンHW樹脂の色は、研磨段階では現在のものと違うような色調です。よりシルバーが強いというか。。。でも染め上げればあんまり変わりません。スライドはR部分が多く、さらに各辺に面取りが多く施され、研磨は結構つらいものがありました。


 


途中イライラして投げそうになりました。(”投げ出す”じゃなくて”放り投げる”)こうなると、良いものは絶対できませんから、適度に昼寝したりテレビ見てぼぉーっとしたりして気分転換をはかって、しばし休憩です。自分を抑えることも必要ですね。


Dsc_3367 右側です。可動部品や刻印 やらでにぎやかな左側とは違っていたってシンプルです。実銃は ワルサー のプルーフマークが小さく入ってるようですが、これは マルシン製のP38なので、「MFG MARUSHIN」です。



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