今こんなです。(S&W M36 チーフモデルガン3インチ)

Dsc_3734 今回は、いつもブログを見て頂いてる方からの作業依頼品、チーフの3インチです。ご報告を兼ねての掲載です。


 


Dsc_3731チーフの3インチはバレルだけを見ると、M13のFBIモデルっぽくて頼もしそうですよね。バレルはヘビーですがフレーム華奢なJフレーム、このバランスは面白いと思います。ところで、今回の写真は、作業途中のため、ところどころスラッジがついたままになっていますが、最終仕上げの時に綺麗にします。途中はいつもこんなものです。

Dsc_3723 染めたてなので、色味は薄く、ブルーブラックと言うより、シルバーブラックです。ここから徐々に青黒く変化してくるはずです。といっても、劇的な変化ではなく、そういえば変わったかな?程度のものです。染めた後は、特に水洗したりするわけではなく染めっぱなしにするので、内部に浸透したブルー液成分と樹脂が反応してるのでしょうね。(推測ですが)このままの色味で落ち着けたい場合は、何か中和作用のある薬品を停止液に使用する必要があると思います。


ハートフォードのHW樹脂は、私のブルーイング方法では、染まるまで(ブルー液をはじくまで)かなり時間がかかる気がします。前回掲載の マルシン439の時はもう少し短かった気がします。ただ、労力はかかりますが、長時間をかけて反応させるわけですから、その分仕上がりはきれいです。


ただ、長時間のブルーイングは、ブルー液に接してる時間が長いため、ムラになる確立も高いです。(もちろん今では、これまでに取ったデータのおかげで、ムラにはなりませんが。)手元にあるチーフの2インチは、当時はきれいにできたと思っていましたが、今見ると、うーん、この染めムラが醜いですね。


Dsc_3733 今回のものはオプションで刻印 をすべて打ち変えてあります。もともとの刻印 が薄いですから、最初の研磨で消えてしまいます。せっかくのリアル刻印 ですから、もう少し深く彫って欲しいものです。


明日の日曜日は仕事ですので、完成編はもう少し先です。

2 件のコメント :

  1. どもッス!(^o^)丿
    週末は、ポリッシュの後のモゲそうな右肩を酷使しつつ
    masaakiさんと、ビンセントさんの作品を見るのが日課になってしまいました~。
    作業依頼品???
    もったいない・・・(T_T)
    こんなんキレイなもの人にあげちゃうんですね~(笑)
    今回の写真は、とっても参考になります。
    ��Wの素が一緒に写っているので
    手塗りの色の深さが良く分かります。
    シルバーブラックっちゅーのが、マジで憧れになってきました。
    うーっす。
    ばんばるぜい!
    仕事も忙しいみたいですから、
    徹夜ポリッシュなどされないように・・・・・(^_^;)

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  2. いらっしゃいませ。
    ��日中作業した後にヘロヘロになりながら急いで撮った写真なので、
    深い考えはなかったですけど、生HWとブルーが両方写ってますね。
    結果として、作業前後の色というか質感の違いが分かる写真となりました。
    シルバーブラックでいられるのは染め立ての時だけで、色味は変化していきますね。
    ただ、ブルーイングを始めてからは1年足らず、
    今のようなブルーに到達したのも半年そこそこですので、
    この色が長年の経年変化でどうなるかはわかってません。
    劇的な変化はなさそうですけどね。
    ブルーイングは技術より体力気力がモットーですが、
    三十路を超えると深夜の作業は翌日かなり堪えるようになってきました。
    ましてや、徹夜ポリッシュなんて。。。
    もはやムリです(-_-;)

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