ビクトリーのバレル下部は、独特のエキストラクターロッドの先端部をよける切りかきがありますが、バレルを切りつめたときこの切りかき部分を埋めなくてはなりません。もうひとつマズルですが、バレル内部も外側と同じように、バレル基部に行くに従ってテーパードしているため、切りつめたときのマズルは、45口径くらいありそうでした。その上刻印 を削り落とすとバレル断面が完全な楕円になってしまうため、マズル部分の内部を肉盛りし、成形し直しました。
ハンマーはビクトリーと現行のとの間のクラシカルな形状を再現したかったのですが、強度の問題やら途方もなく時間がかかるだろうと思われたので断念しました。M19のハンマーのセミワイドサイドのチェッカリング部分をを削り落とし、スリムな側面ツライチの形状としました。チェッカリングはぼけてるので、精密ヤスリで目立てています。サムピースもM19のものを流用しています。
サイドプレート側です。S.W.リボルバーの口径表示はだいたいこちら側のバレルにありますが、このミリポリ2インチは反対側にあるので、無刻印 です。ビクトリーではバレル上部にあった、社名表記などの刻印 は現行の位置に、サイドプレート上のロゴマークも刻印 してあります。クラシカルなミリポリは5スクリューが似合うと思います。
残す作業は、エキストラクターロッドのセンターピンの切断と成型、内部パーツの摺り合わせの後、組み立てです。
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