S&Wビクトリーモデルのバレルがぁ。。。。。。

Dsc_3519_1 みなさま、ご無沙汰しております。
少し早いお盆休みを取っておりました。仕事も休みなのでどこか旅行にでも行けばいいんでしょうが、休みのほとんどを家とトイガンショップとホームセンターで過ごしておりました。何て不毛な夏休み。。。
気を取り直し、今回もまたビクトリーネタです。


ハートフォードさんのビクトリーモデル。大変好評で売れ行きも良く、早くも再生産が(値上げして(+_+))決定したようです。ブルーの栄えるモデルですし、ブルーイングの素材としてはもってこいですので、多くの人がチャレンジされてることだと思います。私も資金をかき集め複数仕入れました。そのほとんどが塗装されていない『ナチュラルHW』でしたが、2挺だけブラックモデルがあったのです。ナチュラルモデルでも塗装をはがすのと同じくらいの厚さを研磨しないと、リボルバー特有のヌメっとしたブルーは再現できないので、塗装があってもなくてもあんまり変わりませんが、サンドペーパーの目が詰まりやすいとか、刻印 が埋まってしまってるとかいろいろ面倒なことがあるのです。そんな面倒なブラックモデルですが、「研磨する面積が少なくなったら楽やん!?」とふと思いました。とその時には手にはピラニア鋸が握られ、バレルには鋸刃があてがわれていました。やってしまいまっしたねー。しかも2挺とも。いやはやどうなることやら。


M101そもそも2インチにしようと思ったのはGUN誌のバックナンバー(2004年3月号)を見たときにオールドKフレームのスナブノーズってかっこいいなぁと漠然と思っていました。チーフやM19などとは違い、不格好さがかっこ良いと思いませんか?このモデルは、以前コクサイのもの(左写真参照)を持っていましたが、ブルーイングはできないし、マッチョすぎるので(バレル太)、早々に手放してしまったのです。いつかはブルーのM10の2インチが欲しいと思ってた矢先のビクトリー発売のお知らせ。実は発売前からやってみたかったことなのです。


Dsc_3518_1 トップの写真も左の写真もある程度作業の進んだ状態です。作業は盛りだくさんでブルーイングのための研磨の方が数十倍も楽です。カスタム箇所は、バレル切断、フロントサイト移植、ロッキングボルトシュラウドの移植、エキストラクターセンターピンの切断、バレル固定ピンの再現、シリンダーストップノッチの別パーツ化です。パーツも、ハンマー、シアー、エキストラクターロッド、サムピースを交換しております。木グリとソフトケースが付いてるとはいえ、それなりの値段のベース銃とパーツ代あわせると3万円を超えてしまいます。本当なら、サイドプレートやリバウンドスライドその他も交換した方が、よりリアルになるのですが、キリがないので止めます。それに奇しくも、参考にしたGUN誌のM10も5スクリューのモデルでした。半月状のフロントサイトのついたクラシカルなリボルバーには、あっちこっちにネジがある方がかっこいいです。


Dsc_3520_1 こいつはまだフロントサイトがついていませんね。フロントサイトは切断しバレルから切り出しますが、そのままじゃ大きすぎるので二回りくらい小さくしてから、バレルのRと接合面がぴったり合うように精密ヤスリで逆Rを削り出します。削ってはあてがいを繰り返しで、最後に瞬間接着剤で接着しています。接合面が密着してるため投げたりたたいたりしない限り、強度には問題ないと思います。


「バレル切っちゃってインサートは?」と思われる方がいるかもしれません。心配ご無用です。インサートはしっかり入っています。バレル基部から伸びたインサートがちょうどマズルより少し奥にあります。インサートには接着剤がついたりしていますので、しっかり磨いて前面から見たときにも目立つようにしてあります。リアルさは犠牲になりますが、メーカー自主規制に従うのが、ユーザーの努めだと思っていますので。


Dsc_3522 バレルに刻印 を打ったところです。『&』も独特の書体で再現しました。小さく細かい文字が並んでいますね。バレル固定ピンは穴を空けただけです。まだ打ってません。




 


Dsc_3523 バレルの反対側には刻印 がありません。代わりにトリガーガードの前のフレームとサイドプレートに刻印 を打ち直しました。まだ研磨も途中(トリガーガードの形状修正は途中ですので、切削跡が醜いですね。)でイメージがわかないでしょうけど、オールドリボルバーの魅力十分です。 


では、次の作業が済んだらまた!




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