以前からツィートしてましたようにMGCのBOB CHOWを仕上げました。
BOB CHOWはMGCからモデルガンが、WAからはガスガンが発売されています(いました)が今回はMGCのモデルガンをカスタムしました。
まずは加工前の状態から。
全体的に悪くない印象ですが、もう少し曲面を落とした方が雰囲気は良さそうですね。
加工したのはこちらです。
どちらかというと面取り加工といった雰囲気だったMGCのモデルガンの角を磨き込み、「面取り加工」だった角をさらになだらかに落としました。
トリガーガード周辺は、エッジは立っているところと丸まっているところがあります。上は加工前の状態です。
実銃ではトリガーガードの根元(マガジンキャッチのところ)は境界がわからないように磨き込まれていました。スライドストップも滑らかに磨きました。
グリップももっと大胆に削り込まれていましたので、これも同様に。
実銃の写真を見ましたが、ハードに使用され、まさに実用品といった雰囲気でした。
ところどころ下地のシルバーが露出して、これがBOB CHOWの魅力だと言えます。プラスチックでできたモデルガンでこの状態を再現するには、下地にシルバーの塗装をして、その上からパーカー塗装をして、エッジ部分の塗装を落とし、下地を露出させました。
下地は、研磨後、プライマーを吹き、キャロムショットのチタニウムシルバー、48時間の乾燥のあと、インディのパーカーシールを吹いています。下地
のチタニウムシルバーは、薄く吹くようにメーカーは指定してますが、薄く吹くと、塗面がつや消しに仕上がってしまいます。現代的な銃でシルバー仕上げなら
これでいいですが、今回はもっと鉄の質感を出したかったので、厚めに吹き光沢仕上げとしました。その方が、上塗りも平滑になるはずです。
インディのパーカーシールは磨くことによって独特の金属感が得られますから、こういった銃を仕上げるにはもってこいだと思います。
また、上塗りにガンブルー系の塗料を塗ると、下地との色が違いすぎて本当に「塗装が剥がれた」風に見えてしまいます。
どちらかというとシルバーよりのパーカーシールはこういう箇所でもわざとらしくならずに済むと考えました。
グリップもチェッカーが埋まるくらい塗装されていましたので、改めてチェッカーを彫り直し、控えめに塗装しました。また、グリップは派手な方が銃が引き立つので、ちょっとだけ赤い塗料を混ぜて塗装しました。
チャンバーも使い込まれた雰囲気を出すために、同様の加工を。
モデルガン自体はこれで完成ですが、今回はベルトクリップの取り付け加工もしました。
ご覧のようにこのままではアンビセフティに干渉してうまく取り付けられません。
セフティの動きに合わせて削り込みます。この後磨き込み、ブルーイング処理しました。
普段はいかに美しく仕上げるかを追求してきましたが、今回は少し趣の異なる仕上げとしました。今度は同じ仕上げで、ミリガバでも仕上げてみたいですね。
BOB CHOWはMGCからモデルガンが、WAからはガスガンが発売されています(いました)が今回はMGCのモデルガンをカスタムしました。
まずは加工前の状態から。
全体的に悪くない印象ですが、もう少し曲面を落とした方が雰囲気は良さそうですね。
加工したのはこちらです。
どちらかというと面取り加工といった雰囲気だったMGCのモデルガンの角を磨き込み、「面取り加工」だった角をさらになだらかに落としました。
トリガーガード周辺は、エッジは立っているところと丸まっているところがあります。上は加工前の状態です。
実銃ではトリガーガードの根元(マガジンキャッチのところ)は境界がわからないように磨き込まれていました。スライドストップも滑らかに磨きました。
グリップももっと大胆に削り込まれていましたので、これも同様に。
実銃の写真を見ましたが、ハードに使用され、まさに実用品といった雰囲気でした。
ところどころ下地のシルバーが露出して、これがBOB CHOWの魅力だと言えます。プラスチックでできたモデルガンでこの状態を再現するには、下地にシルバーの塗装をして、その上からパーカー塗装をして、エッジ部分の塗装を落とし、下地を露出させました。
下地は、研磨後、プライマーを吹き、キャロムショットのチタニウムシルバー、48時間の乾燥のあと、インディのパーカーシールを吹いています。下地
のチタニウムシルバーは、薄く吹くようにメーカーは指定してますが、薄く吹くと、塗面がつや消しに仕上がってしまいます。現代的な銃でシルバー仕上げなら
これでいいですが、今回はもっと鉄の質感を出したかったので、厚めに吹き光沢仕上げとしました。その方が、上塗りも平滑になるはずです。
インディのパーカーシールは磨くことによって独特の金属感が得られますから、こういった銃を仕上げるにはもってこいだと思います。
また、上塗りにガンブルー系の塗料を塗ると、下地との色が違いすぎて本当に「塗装が剥がれた」風に見えてしまいます。
どちらかというとシルバーよりのパーカーシールはこういう箇所でもわざとらしくならずに済むと考えました。
グリップもチェッカーが埋まるくらい塗装されていましたので、改めてチェッカーを彫り直し、控えめに塗装しました。また、グリップは派手な方が銃が引き立つので、ちょっとだけ赤い塗料を混ぜて塗装しました。
チャンバーも使い込まれた雰囲気を出すために、同様の加工を。
モデルガン自体はこれで完成ですが、今回はベルトクリップの取り付け加工もしました。
ご覧のようにこのままではアンビセフティに干渉してうまく取り付けられません。
セフティの動きに合わせて削り込みます。この後磨き込み、ブルーイング処理しました。
普段はいかに美しく仕上げるかを追求してきましたが、今回は少し趣の異なる仕上げとしました。今度は同じ仕上げで、ミリガバでも仕上げてみたいですね。
おぉぉ!ブルーイングじゃないオートマのカスタムですね。
返信削除小さい画面(携帯画像)では、綺麗に整えた繊細な地味なカスタムに見えたのですが、PCの大きな画面で見たら・・・鉄の質感や擦れた箇所やエッジの雰囲気がバッチリ出てます。
すてきなボブです。
依頼者様が、羨ましい!!!
私も改めてPCから拝見して・・・やはり期待を裏切られる事はありませんでした!
返信削除一分の隙も無い仕上がり、素晴らしいです♪
●アメカジ67さん
返信削除ブルーイングも塗装も奥が深いですね。
エッジ部分はライティングの関係で光って分かりにくいかもしれませんが、スプレーガンでグラデーションを描くように塗装し、さらにエッジ部分の塗装を剥がしています。
今回はGUN、CM、エイMOOKの3誌のボブチャウを参考にしましたが、それぞれ撮影者が違うと表情も違って見えました。
こういった銃の撮影はなかなかは難しいですね。
●あじゃさん
あじゃさんのウェザリングを見習って作業しましたよ。
これまでプラモでのウェザリングは色々やってきましたが、モデルガンでは初めてでした。
でもモデルガンでのウェザリングはプラモとはまた違って奥が深いですね。
まさに見ていると「とけちゃいそう」になるすんばらしい出来ですね!いいですね~ こちらを拝見してMGC製のどこが異なっていたのかはっきりわかりました!MGC製も凄いですが、こちらのカスタムは「本物の凄み」のようなものまで再現されていて ボブチャウカスタムいいないいな病にかかりそうで怖いです!抜き打ちの練習とかしたくなります!
返信削除こんばんは。
返信削除コメントありがとうございました!
拝見させて頂き、その仕上がりにただ、ただ、驚くばかりです。
私も20年位前に92Fのモデルガンを買ったのですが、
(MGC製だったかと思います。)
発火してもブローバックせず、大変困った記憶があります。
持つならモデルガン、遊ぶならエアーガンと言うイメージです。
一時期、サバイバルゲームにも凄くハマっていた時期もあります。
http://kines.exblog.jp/14024543/
ここにその時の画像がありました。
好きなハンドガンはやはり45オート、特にM1911A1ですね。
長物はM14などが好きです。
こちらの世界も奥が深そうですね!
これからもどうぞよろしくお願い致します!
引き続き、すみません。
返信削除ビンセントさんのH.Nは映画「ヒート」のビンセント・ハナから由来しているのかなって、考えてしまいました。
大好きな映画なのですぐにそう思ってしまいました。
コメント遅くなり申し訳ありません!!
返信削除hajimeさん
ボブチャウは量産品ではないので、コンバットマガジンとGUN誌のみを頼りに製作しました。
なるべく実物に忠実に、ただ私なりの解釈を入れて製作してあります。
MGC製も量産品のガバメントを手作業でメルティング、ステッピング加工されてありますので、これはこれで良いと思います。
実銃を忠実に再現するならもう少し「やりすぎた」方が良いとは思いますけどね(^-^;
こめんと遅くなり申し訳ありません!
返信削除kinesさん
私も中学生の頃ベレッタM92fのモデルガンが欲しくてしょうがなかったです。
結局大人になるまで買えませんでしたが、当時の欲求はいまでもよく覚えています。
サバイバルゲームの写真も拝見しましたが、かなり本格的ですね。
やっぱり「戦場」の記録はライカでしょうか?
ハンドルネームの由来は10数年前に購入したライカM2に刻まれていた名前から頂いております。
安かったので、とりあえず購入したM2でした。
結局他にもキズがあったりで黒塗りにしたらもったいなくて使えなかったので売ってしまいましたが、思い出深いカメラです。