現在オークションに出品しております。開始価格は前回より大幅ダウンで、売り切りです。(その代わり木グリは別売りです。)
ヤフーオークション ●ブルーイングフィニッシュ●S&W 439
やっと撮影終了しました。このブログの撮影に使っているのはニコンのD70ですが、一体今いくらいくらいで売ってるのかなぁと、仕事帰りに大阪駅前の中古カメラ屋を覗いてきました。良くないこととは分かってながらも、しっかり値札を見てきました。なんと、34800円~でした(-_-;)。10万近く出したのが、バカバカしいくらいの根落ちです。まぁ進歩の甚だしいデジタル一眼レフは、半年で旧機種ですから仕方ないのですが。
それなら、とことこん元をとったろうと、今回も439の雄姿が半ばヤケクソ気味に盛りだくさんです。
手持ちの439そろい踏み。真ん中が今回の物。左端は未処理。右端は前回の439です。光源からの距離と角度もありますが、それぞれ色がバラバラですね。
それではぐるりとまわして見ましょう。まずは、左側面から。トリガーガードの上の刻印 「A561981」「MODEL439」は平面出しで消えましたので、再刻印 しています。シリアルが『昭和56年=1981年』では哀しすぎるので、適当な実銃のシリアルを探してきました。
続いてお腹側。
お次は右側面。
カメラの感度、絞り、シャッタースピードは上の全く同じですが、ちょっとだけ光源の位置をずらすと、かなりの光を反射します。ただ、細部の情報は飛んでしまいます。特別写真写りが派手というわけではなく、HWブルーイングはこんなもんです。
自分の姿と反射した白手袋が写り混んでしまっています。光り物の撮影では、撮影者の姿が分かるくらいの写り込みは下手くそとされますが、今回は表面の質感を伝える意味で、あえて掲載です。
スライドオープンです。ちらりと光る金色のカートが、リアル度を上げています。こればかりは、いくらリアルなガスガンでも味わえない モデルガンだけの醍醐味です。
エキストラクター部分のアップです。上が前回製作したエキストラクタープランジャーの周囲をくりぬいた物。下が今回製作のくりぬいた物です。ここに下の写真のように加工したエキストラクターをはめ込みます。
加工したものです。露出がおかしなコトになってますが。手前がノーマルの439のエキストラクター。このエキストラクターの上に被さる形でスライドと一体のモールドのエキストラクターがあります。ちなみに39は、リアルなエキストラクター(もちろんライブ)でした。 マルシンさんもあえて、この形にせずとも、39のままにしてくれたらよかったのに。奥のはブツブツ言いながら作ったもの。
ただ単にスチール製エキストラクターにHW樹脂を貼り付けただけでは接着強度が足りませんので、適当に溝を掘ったものを強引に接着します。さすがに発火はムリでしょうけど、通常の動作で取れないでしょう。取れたらまた付ければいいですが、眺めるだけの方にしておきましょう。
バレルの切りかき部分にかかるエキストラクターを再現しようとするとこの方法しかないでしょう。
リアサイトです。独特の形をしていますが、ノーマルの状態ではかなり汚いです。研ぎ出した後、スライドのトップと同じくマットに塗装しています。ポリッシュブルーとマットブラック、なかなか決まってます。
上のと同じような写真ですが、処理前、処理後です。
忘れてました。木グリです。 マルシン439用の木グリはほとんど流通していませんので自作しました。(BANGGUNさんがうらやましい。)
さてさて、グリップフィーリングを左右するグリップはその形状はもちろんですが、材質もかなり影響します。やわらかい材質より固い物の方が、握ったときの感触はいいと思います。実銃も反動を受ける部分ですので、固い広葉樹で作られていることがほとんどです。ただ、堅い木というのは加工が困難な上に工具類のいたみも激しくなるので、(実銃用と称した)トイガン用のグリップは柔らかい物が多いです。チェッカリングの立ちもぼやけてるし木目もキタナイ物も珍しくありません。
今回使用した木材は、ローズウッドです。ローズウッドは、木目が適度に詰まっているため、楽器などによく使用されます。たとえば、ギターのフィンガーボードやボディに使われています。このローズウッドは原産地によって様々な種類があり、特に美しい杢目と響きを持つ(といわれている)ブラジリアンローズウッド(ハカランダ)を使用したビンテージギターは、うん百万円で取り引きされています。現在では、この木材はワシントン条約で規制されてますから、もちろん使用できません。今回のはホームセンターで普通に売ってる規制のない安物のローズウッドです。
上の板をジグソーで大まかな形に切った物(右)を、ヤスリと彫刻刀でひたすら削って丸め、ボディにフィットするようラインを整えます。取り付けネジの穴は、ボディにあてがっては削りを繰り返して加工しています。439のグリップは、ボディとの設置面は取り付け穴以外に凹凸はありませんので、特に技術は必要としません。ただリボルバーだとちょっと複雑になりそうです。この439に限っては工具を動かす体力さえあれば製作可能です。ただ、とてつもなく固いですので、時間がかかります。仕上げは細かい番手まで紙ヤスリをかけ、オイルフィニッシュです。
最終的な仕上がりは、日々の鍛錬もあってか、前回のものを遙かに凌ぐ色艶になりました。あんまりブルーイングされてるのを見ないですけど、この寸図まり感はなかなか魅力的です。
ヤフーオークション ●ブルーイングフィニッシュ●S&W 439
やっと撮影終了しました。このブログの撮影に使っているのはニコンのD70ですが、一体今いくらいくらいで売ってるのかなぁと、仕事帰りに大阪駅前の中古カメラ屋を覗いてきました。良くないこととは分かってながらも、しっかり値札を見てきました。なんと、34800円~でした(-_-;)。10万近く出したのが、バカバカしいくらいの根落ちです。まぁ進歩の甚だしいデジタル一眼レフは、半年で旧機種ですから仕方ないのですが。
それなら、とことこん元をとったろうと、今回も439の雄姿が半ばヤケクソ気味に盛りだくさんです。
手持ちの439そろい踏み。真ん中が今回の物。左端は未処理。右端は前回の439です。光源からの距離と角度もありますが、それぞれ色がバラバラですね。
それではぐるりとまわして見ましょう。まずは、左側面から。トリガーガードの上の刻印 「A561981」「MODEL439」は平面出しで消えましたので、再刻印 しています。シリアルが『昭和56年=1981年』では哀しすぎるので、適当な実銃のシリアルを探してきました。
続いてお腹側。
お次は右側面。
カメラの感度、絞り、シャッタースピードは上の全く同じですが、ちょっとだけ光源の位置をずらすと、かなりの光を反射します。ただ、細部の情報は飛んでしまいます。特別写真写りが派手というわけではなく、HWブルーイングはこんなもんです。
自分の姿と反射した白手袋が写り混んでしまっています。光り物の撮影では、撮影者の姿が分かるくらいの写り込みは下手くそとされますが、今回は表面の質感を伝える意味で、あえて掲載です。
スライドオープンです。ちらりと光る金色のカートが、リアル度を上げています。こればかりは、いくらリアルなガスガンでも味わえない モデルガンだけの醍醐味です。
エキストラクター部分のアップです。上が前回製作したエキストラクタープランジャーの周囲をくりぬいた物。下が今回製作のくりぬいた物です。ここに下の写真のように加工したエキストラクターをはめ込みます。
加工したものです。露出がおかしなコトになってますが。手前がノーマルの439のエキストラクター。このエキストラクターの上に被さる形でスライドと一体のモールドのエキストラクターがあります。ちなみに39は、リアルなエキストラクター(もちろんライブ)でした。 マルシンさんもあえて、この形にせずとも、39のままにしてくれたらよかったのに。奥のはブツブツ言いながら作ったもの。
ただ単にスチール製エキストラクターにHW樹脂を貼り付けただけでは接着強度が足りませんので、適当に溝を掘ったものを強引に接着します。さすがに発火はムリでしょうけど、通常の動作で取れないでしょう。取れたらまた付ければいいですが、眺めるだけの方にしておきましょう。
バレルの切りかき部分にかかるエキストラクターを再現しようとするとこの方法しかないでしょう。
リアサイトです。独特の形をしていますが、ノーマルの状態ではかなり汚いです。研ぎ出した後、スライドのトップと同じくマットに塗装しています。ポリッシュブルーとマットブラック、なかなか決まってます。
上のと同じような写真ですが、処理前、処理後です。
忘れてました。木グリです。 マルシン439用の木グリはほとんど流通していませんので自作しました。(BANGGUNさんがうらやましい。)
さてさて、グリップフィーリングを左右するグリップはその形状はもちろんですが、材質もかなり影響します。やわらかい材質より固い物の方が、握ったときの感触はいいと思います。実銃も反動を受ける部分ですので、固い広葉樹で作られていることがほとんどです。ただ、堅い木というのは加工が困難な上に工具類のいたみも激しくなるので、(実銃用と称した)トイガン用のグリップは柔らかい物が多いです。チェッカリングの立ちもぼやけてるし木目もキタナイ物も珍しくありません。
今回使用した木材は、ローズウッドです。ローズウッドは、木目が適度に詰まっているため、楽器などによく使用されます。たとえば、ギターのフィンガーボードやボディに使われています。このローズウッドは原産地によって様々な種類があり、特に美しい杢目と響きを持つ(といわれている)ブラジリアンローズウッド(ハカランダ)を使用したビンテージギターは、うん百万円で取り引きされています。現在では、この木材はワシントン条約で規制されてますから、もちろん使用できません。今回のはホームセンターで普通に売ってる規制のない安物のローズウッドです。
上の板をジグソーで大まかな形に切った物(右)を、ヤスリと彫刻刀でひたすら削って丸め、ボディにフィットするようラインを整えます。取り付けネジの穴は、ボディにあてがっては削りを繰り返して加工しています。439のグリップは、ボディとの設置面は取り付け穴以外に凹凸はありませんので、特に技術は必要としません。ただリボルバーだとちょっと複雑になりそうです。この439に限っては工具を動かす体力さえあれば製作可能です。ただ、とてつもなく固いですので、時間がかかります。仕上げは細かい番手まで紙ヤスリをかけ、オイルフィニッシュです。
最終的な仕上がりは、日々の鍛錬もあってか、前回のものを遙かに凌ぐ色艶になりました。あんまりブルーイングされてるのを見ないですけど、この寸図まり感はなかなか魅力的です。
どもですー。f(^_^)
返信削除��日連休はガッツリ作業に・・・と考えていろいろ準備してたんすが、ちゃっかり休日出勤となりました~。
明日もヤバそうで、なかなか「ろうまん」の作業が進みません。(T.T)
びんせんとさんは少しは落ち着いた? ようですね。
しかし、ホントにムラなく仕上がってますよね~。オイラの439は表面の処理もイマイチで先日ついに部屋のスペースの都合で箱入りしました。エキストラクターはもちろん素のままで仕上げたんすが、ピョンとナナメに飛び出した感じに再現されてて、スライド削るときにジャマジャマ(^^;)
キグリ。参考になるです。ローズウッド。やっぱこれなんですなぁ。近所のホームセンターには置いてないのでボチボチ探すことにします。
BANGGUNさん、こんにちわ。
返信削除仕事はようやく一段落しました。
でも、更新が遅れたのは、むしろ仕事よりも飲んで帰ることが多かったからなんです。
酒酔い&酒気帯び作業は、時には思い切ったことができるので好きなんですが、シラフに戻ったときに「あ"ー」ってこともあるので、控えてます。
��39のエキストラクター飛び出してますよね。
僕は削るとき邪魔なので、勢いでそぎ落としました。
あのエキストラクターをよけての平面出しはとてもムリですね。
木グリのローズウッド(紫檀)は、近所のホームセンターで400円でした。
東急ハンズでは、1000円くらいでしたね。(端材として)
でも、ホームセンターでは加工しやすい木が主流ですから、固い木目の綺麗な木はネットで探す方がいいでしょうね。
ともあれ、作るのは体力勝負でした。
ではでは、「ろうまん」楽しみにしてます。