モデルガンS&W-M586 7割終了

Dsc_3981 今回もブルーイングご依頼品です。前回のエンフィールドは行き先は未定ですので、依頼品を優先的に作業しています。ベースは比較的初期の頃に販売されていた マルシンの586です。販売の途中からは、SWの刻印 が変に間引きされたものに変更されましたが、この刻印 がくせものです。彫りが深いので刻印 を消すとなると、シルエットが変わってしまうくらい削らないとダメなのです。でも今回ご提供頂いたベース銃はそんな心配も手間もいらないリアル刻印 (一部 マルシンの文字がありますが)のものです。



Dsc_3970 この マルシン586を初めて見たときは『木炭』みたいと思いました。全体のイメージも極太ですので、余計に『木炭』に思えたんでしょう。きれいなマット塗装なら、『あぶ刑事』586みたいでそれなりにカッコが付くんでしょうけど、湯じわの上から塗料を吹いているため、お世辞にもそんなこと言えません。また、この年代の実銃SWリボルバーでもブルーイングが主流ですので、それに少しでも近づくようにブルーイングしてあげたいものです。



Dsc_3975 Kサイトの付いているSWリボルバーはエイムしやすいように、フロントからリアサイトまではマットブラックに処理されています。この586も依頼者のご希望で、フレームトップ、バレルトップはマット仕上げに黒染めしてあります。以前取り上げた439のスライドトップは塗装で仕上げましたが、今回のものはブルー液で処理してあります。



Dsc_3978 一見未処理のシリンダーとサイトの質感の区別が付きにくい写真ですが、面出ししエッジを立てた後に黒染め処理しています。(Kサイトはまだですが。)ハンマー、トリガーはケースハードゥン風処理、HWSのよりはパーティングラインの処理がしっかりしているため、多少は作業が楽です。(あくまで多少ですが。)





Dsc_3979  マルシンのHWは青く染まりやすいと言われたりしますが、通常光ではそれ程でもありません。光線状態によって大きく変わるので、一概に色のことは言えませんが。残りはヨークとシリンダーです。




2 件のコメント :

  1. こんにちは。
    昨日と今日、久しぶりにパソコンの前に座ってます。
    今回のM586も凄く綺麗ですね。
    私の場合、マルシンのHWはどうしても変に青味が強くなってしまいます。もっと精進しなくては…。
    これから仕事も忙しくなってくるとは思いますが、頑張ってください。
    M586の完成も楽しみにしてます。

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  2. masaakiさんこんにちわ。ご無沙汰しております。
    やっぱりLフレームは大きいですね。
    バレルもフルラグですので、研磨&ブルーする面積が多くて思ったより時間がかかってしまいました。
    オマケに先週は思うように作業時間が取れず、なかなか作業が前に進みません。
    年末までこんな調子で、あと何丁仕上げられるコトやら。。。
    ��,3日後にはおそらく完成予定ですので、またのぞいて下さいね。
    ところで、オークションとブログ拝見しました。
    今度のもすごいですね。
    頑張ります!

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