トイガン用のグリップをレストア
往年のモデルガンをレストアするならば、グリップも往年のコクサイ製を奢ることになりました。
しかし、経年変化で塗装が白くなっているところもあり、あまり質感はよくありません。
木目を引き立てるべく古い塗装を剥離して再塗装します。
グリップスクリューの穴付近のチェッカリングもつぶれているのが気になりますね。
グリップウェイトを仕込む
これもついでで、グリップウェイトを仕込むことになりました。8インチと長銃身のわりに軽く感じるとのことですので、これでバランスが良くなると思います。
ウェイトをグリップにあてがい墨入れをします。
グリップをくり抜きウェイトを入れます。
量産するなら機械加工もと考えましたが、今回は一点ものですから彫刻刀とノミで地道にくりぬきます。
左側がくり抜き作業完了、右はその途中で、両方とも同じ作業を繰り返します。
チェッカリングの彫り直し
グリップは再塗装しますので、チェッカリング部分も彫り直して古い塗装を取り除きます。
塗装剥離だけではなく、チェッカリングも彫り直します。
特に縁の部分はチェッカリングが甘いのですので、きれいに仕上げます.
上が加工前、下が加工後です。
チェッカリングを彫るのは「チェッカリングツール」と言われる工具を使用します。
パイソンのグリップにしては角が立っていますので、適度に丸めます。
一目瞭然ですが、左は塗装剥離後、右は剥離前です。
シェラック塗装
グリップの塗装はいつもどおりシェラック塗装です。
アルコールには弱いですが、上質な仕上がりは銃を引き立てます。
また、塗膜を薄く薄く重ねて仕上げていきますので、塗膜を適度な厚さにコントロールすることができます。
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