ハートフォードS&W M19-6インチ(1)~フレームラグ~


まずは上の動画をご覧ください。

HWSのKフレームのモデルガンは、そこそこリアルでブルーイングもでき貴重な存在です。
しかし、このモデルガンにも欠点があります。
このブログではさんざん取り上げてきていることですが、フレーム上にあるシリンダー脱落防止のフレームラグ(シリンダースタッド)の部分の形状が不細工な点です。
これはCMCのM19にも言えたことなのですが、このHWSも同じ金型を流用していますので、この欠点もそのまま引き継がれています。

これまでも多数作業しておりますが、フリーハンドで削りだして、フリーハンドでフレームに穴を開けていました。
ただ、この方法だと作業に時間がかかりすぎてしまうのが欠点でした。

どうにかしたいなと日頃から考えていましたが、今回はいつも刻印している彫刻機で部品加工をしてみることにしました。

データを作るのに時間がかかりますが、一度決めてしまえば量産が効くので作業時間は短縮できます。

最初に紹介した動画は、凹側の作業の様子です。

元からあるフレームラグを目安に位置決めし、一定の深さまで彫っている様子を撮影しました。

この穴に、これまた彫刻機で削りだしたHW樹脂の円柱をはめ込み整形していきます。

この円柱は、同じM19のフレームをつぶして削りだしています。

ジャンクのフレーム1丁から6~7個取れます。

左が加工後、右が加工前の部品です。

まだ、作業途中なので汚いですが、結果は上々。

部品の精度が出ていますので、隙間もほとんどありません。


参考までに今までフレームラグ加工した記事を貼り付けておきます。
フレームラグ記事

3 件のコメント :

  1. むうぅ…これは真似できない…
    この加工も凄いですがそんなにM19のストックがあるのが羨ましいですね。いまはキットが全然手に入りません(涙)

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  2. ビンセント2010年6月28日 9:00

    volvoさん
    こんにちわ。
    試行錯誤は結構必要でしたが、次回からは短縮できそうです。
    HWSのKフレームのストックは、20丁ほどでしょうか。
    再販の時に大人買いしました。
    何年か前にM19が再販されてその後M15の再販。
    次は、M19のキットは再販されるかも知れないですね。
    ��根拠はまったくありません。予想というか希望です。)

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  3. 次回作はリボルバー・・・と聞いておりましたが・・・
    やはりブルーが綺麗なS&Wでしたね♪
    しかも・・・M19・・・次元大介の銃ですか
    刻印機フル活動ですね・・・
    もうタダの刻印機じゃないでしょ・汗
    素晴らしい活用術です
    しかし・・・ストック20挺も凄いですが・・・
    質感を損なわないように わざわざフレームから部品取りするとは・・・
    こだわりの極みですね!!!

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