トイガンの塗装はエアブラシがおすすめ

■エアブラシ塗装の勧め


トイガン用の塗料というのは、ほとんどすべてが缶スプレーです。
対して模型用塗料の主流は、どちらかというと小瓶に入った状態のものがほとんどといえます。

これは、トイガンへの塗装が、単一色で模型に比べて広い面積に使用することから、スプレー缶が主流といえるでしょう。
また、缶スプレーのノズルは口径が大きく、金属感を出すために入れられているメタリック粒子のつまりを防止するというところもありますか。

トイガンへの塗装はスプレー缶の方が適しているということなのでしょうが、単純な形状ではないトイガンへそれなりの品質の塗装を実現しようとすれば、エアブラシで吹き付ける方が適していると思います。
時間のある人はエアブラシで塗装する方がよいです。

ところがもプラモデル用と違い、そのままエアブラシに移せるトイガン用の塗料というものはありません。
もちろん、プラモデル用の塗料を使ってもよいのですが、塗膜が弱かったりなかなか思うような仕上がりを得ることができません。
そのため、トイガン用のスプレー缶の中身だけを取り出し、エアブラシに移し塗装すれば目的がかないます。

■スプレーの中身の取り出し方

それでは、缶スプレーの中身をどう取り出すかについてです。
これはプラモデルを作られる方はご存知だと思いますが、缶スプレーのノズルにストローを取り付け中身を取り出す方法です。

曲がるストローをノズルにテープで貼り付けます。
取り付ける部分のストローに切れ込みを入れ、ノズルの先端にテープで貼り付けます。
このまま瓶に向けて吹きます。
缶スプレーには可燃性ガスが充填されていますので、火気のない屋外で行ってください。
私は塗装ブースの前で行って、ガスがたまらないようにしています。

■取り出した塗料の取り扱い方

こうして塗料を取り出した瓶ですが、表面に霜が付いています。
上の写真はその瓶ですが、凍り付いているのがわかるでしょう。
高圧の缶から解放され塗料の温度は低い状態です。
このまま動かさずに1時間ほど放置します。

塗料は一見何ともなく見えますが、ガスが溶け込んだ状態です。
炭酸飲料を振ったあと蓋をあけると飛び散りますね。
その状態ですので、棒を突っ込んでかき回したりしないことです。
また瓶にためすぎないことです。
棒を突っ込んでしまうとあっという間に塗料があふれ出ます。
これだけためても翌日にはガスが抜けて半分くらいの容量に減っています。

あともう一点注意点です。
瓶のふたはきちんと閉めてはいけません。
蓋を開けたままだとホコリが入ってしまうので、蓋を閉めたあとは半分くらいねじ込むところで止めておきます。
こうすればガスだけが抜けて、蓋を開けるときにプシュッとなるのを防げます。
ジュースやビールだとふき取ればよいですが、塗料が飛び散ると被害は恐ろしいです。

これをエアブラシに移し、1:1くらいでシンナーで薄めて塗ればよいのです。

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