イライアソンサイト付きPYTHON6インチ


パイソンの人気は、アメリカ本国ならず日本でも高いのは言うまでもありません。
当サイトでもこれまでいくつか取り上げてきました。
2.5インチがマイファーストモデルガンで思い入れがありますが、トイガンの世界にどっぷりはまった今、この6インチにも惹かれています。

シティハンターの冴羽涼、西部警察の沖田刑事など、ジャケットの下に隠し持つには4インチまでが適しているような気がしますが、6インチは4インチにはない安定感があるような気がします。
シングルアクションでじっくり狙って撃つそんなスタイルが似合いそうです。
そもそもパイソンは6インチから始まったようですので、コルトが一番バランスが良いと判断したんでしょうかね。
過去にも6インチを製作しましたが、今回はそれとは少し趣の違ったモデルを製作しました。
過去に製作したパイソン

ベースは、作動に安定感のあるR-Modelのモデルガンです。

イライアソンサイト


このパイソンは一味違います。
リアサイトはイライアソンサイトを取り付けました。
実銃の話ですが、コルトのカスタムショップにてオプションで取り付けることができるようですね。

タナカパイソンにはポン付けというわけにはいきませんでした。
サイトに開いている固定用のピン穴の径は、タナカのモデルガンのフレームに開いている穴より小さいです。
ブルーイングで仕上げますので、フレームの穴を埋めて小さくするわけにはいきません。
仕方なしにサイトの穴を広げてフレームの穴と同径にしました。
垂直方向のエレベーションスクリューの位置も少し変わってきますので、そちらも修正し取り付けています。
見慣れたパイソンのリアサイトとは少し趣が異なり、頼もしさが感じられるようになった気がします。
トリガーガード周囲の細かな刻印はタナカのはありませんので、打ち直しています。

ハンマーの白磨きブルーイングのコントラスト



金属パーツはブルーイングですが、ハンマーのみブルーイングした後で側面をポリッシュして金属の地肌を出しています。
ただ亜鉛合金を磨き出したままだと曇ってきてしまいますので、研磨後クリアで塗装し表面を保護しています。


グリップはオーナー様がご用意された2ndタイプのグリップを取り付けています。
シルバーメダリオンですので、初代トルーパーとかそのあたりのクラスの銃についていたものでしょうか。
痛みもほとんどなく今となっては貴重なグリップです。

フロントサイトからリアサイト


こちらはフロントサイトです。
実銃の写真を見ると、サイトの後部が角ばったパートリッジサイトも多くみられますが、今回はオーナー様のご意向でパイソンの初期モデルのような背の低いフロントサイトに形状を変更しております。
カスタマイズされたパイソンという設定ですので、この辺りは自由に組み合わせができます。


リアサイトからフロントサイトの眺めです。 トップ側はブルーイングではなく、実銃同様艶消し仕上げを、塗装で再現しています。

銃口はブルーイング、その周囲は艶消し塗装です。
ここはマスキングはできませんので、ブルーイングした銃口も一緒に塗装した後、銃口部分の塗装をIPAで剥離しています。

やっぱりパイソンは美しい!



昨年末製作した4インチと一緒に。
やはりパイソンはどのサイズでも美しいですね。
それぞれのリアサイトの違いにご注目ください。



タナカが、完成度の高いパイソンをブルーイング可能なHW樹脂モデルガンで出してくれたときは心が躍りました。
そしてR-modelで作動も確実になり、より完全なものとなりました。
子供の頃よりブルーイング=パイソンの刷り込みがありましたので、大人になってそれを再現できて長くこの趣味を続けてきてよかったなと思います。
今後も安定供給されることを願っています。




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