■スコープマウントを整える
パイソンハンターのスコープマウントといえば、本来はスコープと同色の「黒」。 しかし、今回ご提供いただいたパーツはクロームメッキが眩しいシルバー仕様でした。おまけに、そこには「コクサイ」の刻印がくっきりと刻まれています。
リアルさを追求するため、この刻印を綺麗に消し去ることにします。
■トリガーシューの取り付け
続いてはトリガーシューの取り付けです。
もちろん、そのまま組むようなことはせず、事前に研磨とブルーイング(黒染め)を施して質感を高めていきます。
こちらもご提供いただいたパーツですが、よく見ると溝の中に汚れがびっしりと溜まっていました。素材は目の詰まったスチールパーツです。
単なるゴミやオイルの固着かと思われた茶色い付着物ですが、正体は汚れの付着とサビでした。
奥まった溝の錆を落とすのは骨が折れますが、入念に研磨を重ねて、できる限り本来の金属肌を取り戻していきます。
■いよいよパイソンハンター完成
バレルに刻まれた「Python Hunter」の文字。これがただのパイソンではなく、特別なモデルであることを静かに主張しています。
シルバーだったスコープマウントは、スコープの質感に合わせて見事な艶消しブラックへと生まれ変わりました。
オリジナルのパイソンハンターにはラバーグリップが装着されていますが、この美しいグロス仕上げの本体には、やはり木製グリップの重厚感がよく似合います。
シリンダーをスイングアウトする際、どうしてもマウントベースに干渉してしまう部分がありました。
そこで、ほんの少しだけ面取り加工を施し、スムーズに開閉できるよう微調整を重ねています。こうした細かなセッティングが全体の完成度を左右します。
この銃の魅力を最も引き立てるのは、やはりスコープが中央に鎮座するこのアングルではないでしょうか。
実銃のハンターは、スコープはバレルに固定していますが、これでも十分雰囲気が出ていると思います。8インチの長いバレルとスコープの圧倒的な存在感。普通のパイソンとは異なる至高の一丁に仕上がりました。

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